新人紹介

図書館資料管理グループ  高 橋 慶 子

 

  図書館に新しく届いた本はすぐに棚に並べられるわけではなく、分類・登録・装備などがされた上で初めてみなさんのお手元に届きます。私はその「分類」の作業を主に担当しているのですが、その醍醐味はなんと言っても普段は手に取らない様々な本に出会えること。表紙を見ただけで頭が痛くなるような難しそうな本や、「え?コレ置いていいの??」と思ってしまう怪しげな本が普通の本に混じって次から次へと私の元へ流れて来ます。それらをタイトルや目次を参考に「日本十進分類法」に従って分類してゆくのですが・・・。
  さて問題。『気象がわかる数式入門』という本は「気象学(
451)」と「数学(410)」、どちらに分類されるのでしょうか?一見「どっちでもいいんじゃない?」と思っても、どちらかに決めないと配架できません。少しでも利用者にとって使いやすい配架になるように眉間にシワを寄せつつ悩んでばかりですが、その本たちが棚から貸出されてゴッソリなくなっているのを見るたび「もっと素早く作業して、早く提供できるようにならなくては!」と決意を新たにしつつ、次なる資料に日々挑んでいます。
  大の図書館で働くようになり1年が経ちましたが、まだまだわからないことだらけです。図書館は使われてこその図書館。みなさんにとって使いやすい、立ち寄りやすい図書館にすべく精進していきたいと思いますので、是非遊びに(勉強しに)来て下さい!

 

 

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