The Iwate University Library Bulletin

2.吉林農業大学図書館

 10月14日(木)長春での入国は、飛行機の心細い到着と軍隊と思われる監視とで胸の高鳴りの中無事終えました。そこでは魏先生・付館長先生・副館長先生の出迎えを受け、車にて途中長春の町並みや岩井事務長の生誕の場所など説明を受けながら大学へ向かいました。街はマンションやアパートの建築ラッシュで高層ビルが多い反面昔からの瀟洒な住居があったりでまさに発展途上と感じましたし、魏先生は日本語が堪能な上ウィットにとんだ方でしたので安心して和やかに会話するができました。
 招待所は海外からの教官や交換留学生、来客の宿泊所と会議室、食房と多機能を備えた施設でした。まずはベッドルームと書斎兼リビングとの二間にシャワートイレと、小さな私にはもったいない空間でしたが、居心地の良さに感激いたしました。ここで1時間程魏先生と付館長と吉林農業大学でのスケジュール確認と会議での協議事項について事前の打ち合わせをいたしました。
 その後曽宏副校長(担当の副校長)と別室にて会見、そこには図書館役職も出席していて我々の挨拶と自己紹介等を行いました。緊張で汗のしたたり落ちるのが感じられ、これが世に言う表敬訪問?と思ったらますます緊張の連続でした。
 夕食後部屋に日本語担当の徳野先生が日本の話をしたいと訪れてきて、以前には岩手大学の教育学部照井先生が研究の為いらしたとか、先生は九州の出身とか、図書館には日本語の書籍は少ないとか2時間程交流をして、やっと1日目は終わりました。

招待所
招待所 徳野先生(左)と

 10月15日(金)中国の朝は早く6時にはいたるところでいろんな音が聞こえておりました。道路の掃除が始まっていたり人々の歩く音等、行為は日本と同じなのになぜか違う音でした。8時に朝食、図書館へ向かいましたが驚いたことに図書館玄関には歓迎の立て札「熱烈歓迎日本岩手大学図書館学術交流団」の赤い看板があり中国流の歓迎に嬉しくなりました。また図書館へ行く途中に岩手大学からの交換留学生草君(農学部農林環境3年)にお会いできた事も嬉しい事でした。

「熱烈歓迎日本岩手大学図書館学術交流団」
吉林農業大学図書館入口の立て札 岩手大学からの交換留学生 草君(右)と

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