海外研修報告

中国大学図書館訪問記

図書館資料管理グループ
飯岡 久美子

  1. 訪問目的と日程
  2. 吉林農業大学図書館訪問
  3. 石河子大学図書館訪問
  4. まとめ

1.訪問目的と日程

 平成16年10月14日(木)より10月20日(水)の日程で当時図書情報係の浅野氏と私の2名で、岩手大学と学術交流協定校である中国吉林農業大学と新彊石河子大学を訪問してきました。今回のテーマは「中国の学術交流校との相互協力体制の整備を図るとともに図書館専門職員相互の交流・友好を深め急速に情報化が進む中国における両大学の図書館を視察し、本学図書館のこれから取り組むべき方向性を探索する」ことでした。同年7月16日から中嶋情報メディアセンター長(図書館長)及び岩井事務長が訪中し、両大学の図書館部門における交流及び協力について協議を行ってきた結果、両大学との合意事項を促進するために図書館職員が再度訪問し具体的事項について協議し、本学図書館との交流・協力体制を整えるとともに両大学から申し出のあった図書館の情報化の対応について協議し図書館職員の意志疎通を図り、しいては岩手大学の国際交流を促進するという目的をもって訪問することとなりました。

 8月中旬に決定してから、まずはwebにて両大学の情報を得ようとしても吉林農業大学はなかなかつながらずやきもきしたり、持参資料の準備やら、お土産準備、パスポートの取得やら20キロの荷物制限、海外渡航に関する事すべてに初経験で不安でしたが、豊富な経験をもった岩井事務長にご教示願いながら毎日が矢のように過ぎてしまいました。

 日程についても二転三転してようやく決定、実務者レベルでの4つの協議事項(下記)をもち、二人ともはじめての海外渡航に不安と期待でいっぱいの中、デカチビコンビで旅立つ事になりました。

 出発前のロビーで初めての渡航と察知されてしまったのか、見知らぬ人から「長春飛行場に弟がいるので忘れ物を届けて欲しい」と頼まれた時は再度緊張感が走りました(勿論謝絶)が、無事出立でき一安心。

協議事項
 1.図書館資料の寄贈に関すること
 2.両大学教員の研究分野・研究業績などの情報交換に関すること
 3.両大学の刊行物の交換に関すること
 4.その他

持参リスト 
  岩手大学出版物リスト
  洋雑誌リスト 707冊
  和雑誌リスト 1,154冊
  和図書リスト 2,068冊(農学・工学・語学・文学)
  学長寄贈図書リスト 洋図書97冊、和図書151冊、雑誌11種 

日程
  10月14日(木) 仙台→長春→吉林農業大学「招待所」
  10月15日(金) 吉林農業大学図書館
  10月16日(土) 吉林農業大学→長春→北京
  10月17日(日) 北京→ウルムチ→石河子大学「桃季居」
  10月18日(月) 石河子大学図書館
  10月19日(火) 石河子大学→ウルムチ→北京
  10月20日(水) 北京→上海経由→仙台


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