4.まとめ

 10月19日(火)午前中は石河子市の歴史を学び、農学部の先生からご依頼の石河子の地図を手に入れ、夜の北京にむかいましたが、やはり飛行機は満員で重量オーバー気味で重そう。
 10月20日(水)早朝上海経由の帰国時において、台風により南日本への運行は中止のところ、仙台行きは何とか出発でき、我々の運の強さに喜び、台風の目にも遭遇して、無事帰って来ることができてお互い握手を交わし、感無量で盛岡駅に立ちました。

 以上今回の訪問・協議をとおして、両校とも図書館職員同志の交流は初めてだったので、これを機会に岩手大学と交流校の図書館として、学術交流をはじめ今回の協議を発展させますます友好的な関係を結びたいという同じ気持ちを持てたことにとても感謝いたしました。
 今後交流を進めるにあたっての岩手大学図書館での検討課題については、下記のとおり考えました。 

  1. 寄贈図書リストの送付を継続する
    和図書
    農学・工学・語学・文学分野以外のリストの送付(大分類の項目として解りやすいやすいように英語の表記、または中国語の表記があれば選択しやすい)
    洋雑誌
    和雑誌  和図書と同様に選択しやすい表記
  2. 交換資料の継続をすすめる
     今後は雑誌だけではなく、教員の出版物図書まで範囲を広めることも考えられる(教員の協力が必要)
  3. 当館では交換資料で送付されたものについて、その配架コーナーを設け、雑誌については製本して保存資料とする
  4. 各学部とも英語版の研究業績リストを作成するよう要望をする
  5. ホームページでの研究業績の公開は努力目標とし、公開するまでは冊子の交換とする

帰国後、交流コーナーの設置や、12月には石河大学から向校長はじめとする訪問団が訪れ、図書館で話し合いがもてたこと、両校においてホームページが問題なく利用できていること、図書の寄贈手続きが始まり、出版物の送付が始まり出したことは今回の成果だと思っております。

 末筆ではありますが、今回の訪問の機会をもうけてくださった平山学長、中嶋館長(現名誉教授)、岩井事務長(現職員課長)、崔専門職員をはじめ、お忙しい中こころよく送り出してくださった図書館職員の皆様、歓迎してくださった吉林農業大学図書館の皆様、石河子大学図書館の皆様に深い感謝と御礼を申し上げます。有り難うございました。そして常にパートナーとしてサポートしてくれた同僚浅野氏(現国立情報学研究所開発・事業部コンテンツ課)に御礼申し上げます。

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