新人紹介

図書館資料管理グループ 板垣 彩佳

  

私が岩手大学の図書館で働くようになって早くも半年が過ぎました。私は主に図書の分類を担当しており、ここでの作業を経て図書がOPAC上で検索できるようになります。分類は図書それぞれ1冊ずつ内容を見ながら適当な番号をつけるのですが、必ずしもぴったりの分類ができるとは限りません。たとえば「化学」と一言に言っても、学問としての化学から教職の化学、化学工業、農業理化学と多岐にわたっているのです。更に外国語となるとそもそもの内容を把握するだけでも一苦労で、『日本十進分類法』や様々な辞書とにらめっこしながら悩み続ける日々です。

 ですがその一方で、この作業には毎日様々な図書と出会えるという楽しみもあります。大学図書館なだけあって、今話題の文芸書から読み方すらわからない外国の専門書まで。(理解できるかはともかくとして)図書それぞれが持つ世界の端っこを覗かせてもらっていますが、そのたびに学問分野の奥深さに驚いています。

 まだまだ不慣れで途惑うことも多いですが、それでも自分が携わった図書が書架に並び利用者の方が手に取っているのを見ると、恥ずかしくも嬉しい気持ちになります。これからも利用者の方々に少しでも早く図書をお届けできるように精一杯努力していきますので、ぜひ皆さんも図書館を利用し、どんどん活用していってください。

 

 

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