アルバイトを通して

人文社会科学研究科国際文化学専攻 二年 渡辺 健一

  

私が図書館で働きはじめてから、気がつけばもう5年目になりました。大学2年生の時に初めて勤務したころは、私自身が図書の探し方をわかっておらず、先輩や職員さんにお世話になりっぱなしでした。積層書庫でとある雑誌を求めて探し迷い、テスト期間中うずたかく積まれた返本の山に驚き凹み、ちゃんと仕事をこなせるようになろうとバタバタしているうちに、あっという間に月日が流れたなぁと言う気がします。今では、たいていのことなら笑顔でこなせます(たぶん)。

 長期間アルバイトをやらせて頂いて思うことは、この仕事は「随分と私にとって人との接点になっているなぁ」と言うことです。職員さんたちはもちろんのこと、図書館を利用する一般の人や学生と実に多くの人と接することができます。こちらが利用者さんの顔を覚えることも多いですが、それ以上に顔を覚えられている事も多いようで、学内の人への自己紹介の際には「あっ、図書館の人ですね」と言われることが度々あります。それだけに、アルバイト勤務では笑顔で対応することを心がけています。

 学生でいられるのも、図書館で働けるのも、どちらも残りわずかになってしましましたが、どちらも最後まで、ばっちり笑顔で締めくくるべく頑張ります。

 

 

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